CRAFTSMANSHIP — 匠の技
The Art of Making
1300度の炎から、静かな光の器へ。職人の手仕事が織りなす、五つの工程をご紹介します。

STEP 01
Melting — 溶解
珪砂、ソーダ灰、独自の顔料を1300度の炉で溶かし、透明感のある深いサファイアブルーのガラス素地をつくります。温度と時間の管理は、長年の経験によって培われた職人の勘に委ねられます。
STEP 02
Blowing — 吹き成形
吹き竿の先に巻き取った溶融ガラスに息を吹き込み、回転させながら形を整えます。呼吸のリズムと手首の動きが、器の厚みと表情を決定づけます。


STEP 03
Cutting — 切子
冷却した器の表面に、江戸切子の技法を応用した繊細な文様を刻みます。光の入射角を計算し尽くした切り込みが、器に無数のきらめきを与えます。
STEP 04
Annealing — 徐冷
徐冷炉にて、数時間から数日かけてゆっくりと温度を下げていきます。急激な温度変化による歪みを防ぎ、ガラスの内部に静かな安定をもたらす、忍耐の工程です。


STEP 05
Polishing — 研磨・仕上げ
最後に、手作業で表面を磨き上げます。時に純銀箔を焼き付け、光の反射に深みを加えることも。仕上げの一筆が、作品の完成を告げます。
DETAIL — 細部への眼差し
In the Studio


